BUREAU OF NAVAL WEAPONS U.S.N
JACKET,FLYING,MAN'S,TYPE
G-1
SPECIFICATION MIL-J-7823 B(WEP)
RALPH EDWARDS SPORTSWEAR,INC









前立てのUSNのパンチング


フロントポケット裏のサイズ表記



裏地の色とインナーポケットの形状比較。
左から7823(AER)、7823A(AER)、そしてこの7823B(WEP)
 18年程前、殆どデッド状態だったものを今は亡き某ショップのガラスケース内にNot for saleと銘打ってディスプレイされていたものを拝み倒して購入した思い出深い一品です(^^。
 当時としては大枚はたいたが、リアルマッコイズのレプリカよりは安かったものです(^^
 
 そんなわけで、私が現在所有しているフライトジャケットの中で最も長い付き合いの一着というわけです。

 当時は今より体格が良かったし、どちらかといえばゆったり目に着るのが当然だと思っていたため、この44というサイズは「ちょっと小さい」と思っていました。
 しかし、こんなに状態がいいものはそうそうは無いということで、コレクションとして買ったんです。
 それが今ではちょっとゆったり目に感じるのが面白い(^^;
 痩せたこともあるけど、サイズ感覚がタイト目にシフトしたということが大きいと思います。
 
 コントラクトナンバーが11214-C-62ということで、1962年のモデルなので、45年ほど経過しているのにレプリカと見紛う位に新品同様でした。
 それからかなり着込んだのだが、やはり実物と思って戴くのは至難なほど状態がいいです(^^

 この7823Bタイプは55J14、7823(AER)、7823Aに続くG1の名を冠したモデルとしては4番目のタイプになります。
 ディテールは現行品のEタイプと殆ど同じで、ただ、アウターシェルの黒にしか見えない深みのあるシールブラウンのゴートが実にいいんですよ。
 他にも数多くのG-1を見ましたが、この7823Bの革の質感の素晴らしさは圧巻で、どんな高価なレプリカでもこいつに敵うものは無かったと断言できるほどです。
 本当に素晴らしい!

 しかし・・・キンちゃんは恐ろしいことをしてしまいました(-_-;)
 G-1はやっぱりパッチコテコテが華だと6年くらい前に考え始め、G-1用のパッチを買い集めてソウエンさんに持ち込み、トップガン仕様のようにコテコテにフルパッチにしてしまったのでした。
 両胸は勿論、肩から腕にまで・・・
 背中にも貼る計画を立てていたのを先送りにしておいたのがせめてもの救いですが・・・
 それでも、パッチを剥がした痕のステッチ線が切り取り線のように痛々しい(-_-;)

 同時期、ビンテージのA-2にも色々やってしまったのです(T▽T)
 長年、カスタムって中々やってくれるところがなくて、しかも高くて時間がかかるということでやったことがなかったのを、ソウエンさんで廉価に速攻でやってくれると知って、ついついやってしまった・・・
 こだクロを始めるちょっと前、私のFJ人生の暗黒時代の一つです(-_-;)
 レプリカだったらいいけど、状態の良い実物をカスタムなんてやるもじゃないですね。
 反省。

 よりによって、生涯で最高と思えるG-1になんてことをしてしまったのか。

 右胸のマッコイ製パッチだけはそのまま残すことにしました。

 いつか、これと同じ革質で同じくらいの程度のものが手に入らないかなあ・・・

 7823Bは1961〜63年の短期間の製造で、コントラクターはこのRALPH EDWARDSとIRVIN B.FOSTERの二社のみ。そんなわけで、7823Aに次いで稀少なタイプになります。どこかで状態の良いものを廉価で見かけたら迷わず買っておきましょう!

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